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ご挨拶 No.7 : 「生きる 理由」 2023 07
ご挨拶 | 2023.07.04

©︎Y.Maezawa

生まれる ということに…選択はない

生きる ということには…選択が発生しうる

生ききる ということには…選択の意志が添う

人生 という百人百様の くくり において

選択を促すものは

何だろう…

©︎Y.Maezawa

85歳の老婆が 14歳のミニチュアダックスフンドを抱え 

動物病院の椅子に座っていた

一人暮らしになった彼女は 現時点では 幸い 身体になんら異常はないが 

自分の終焉と 愛犬の終わりの 終着時期差が ほぼ変わらないことを 望んでいた

「せめて 残された日々は 共に過ごした この子と いたい。

失えない…」

と。


だから 

片方がいなくならないよう 生きる努力をしているそうな…

互いに 支え合う…

©︎Y.Maezawa

LOSS

喪失

現代 様々な局面で 心に走る亀裂 として 人々に巣くう

それは 

人が どれほど その対象に 人生の限定持ち時間を投じたか をはかる 

“単位” かもしれない

©︎Y.Maezawa

支え合う という 自他共存の有り様が 

生きる かもしれない…

誰かと 支え合うために 自らが生きる

美しそうだ

(記: 前澤 祐貴子)

 
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