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視点 ☆4 エネルギー
時代への提言 | 2021.02.04

回る回るよ 

時代は回る

巡る巡るよ

時代は巡る

哲学的要素を含むと絶讚される有名な

中島みゆきの「時代」のサビだ。

回り 巡るのは 時代だけではない…

エネルギーも

物質も

回り 巡り 循環する。

開いた界として…

エネルギーは循環という動の申し子。

エネルギーは潜伏、潜航し、”形”の下で蠢く。

仮装を纏う仮面麗人。

”形” の下にはエネルギーがある。

その力は様々に定義される。

エネルギーは多様な形態をとることが出来るため、多数の定義法が成立し、分野ごとにその単位が存在する。

例えば、日常的に馴染みの深いカロリー(cal : 1gの水の温度を1℃上昇させるのに必要な熱量)。これは食べ物に適用する単位であり、世界的にはジュール( J)仕様が決定されている。

その他、仕事ならば 上述のジュール(J), 仕事率ならば キロワット時(kWh), 熱量ならば カロリー(cal), 核物理学ならば 電子ボルト(eV),  分光学ならば 毎センチメートル(cmー1),  燃料ならば「石油換算トン(toe), 石油換算バレル(BOE), 石炭換算トン、 ガソリン換算ガロン」、 爆発力によるものであれば TNT換算…等々。

エネルギーは存在するが

見えない。

エネルギーは動いているが

途切れない。

エネルギーは動の循環にいながら

それ自体は ”形” を持たない。

仮の姿で流動する。

”形”を取ったエネルギーは別物として

扱われやすくなり、活用される。

その界は閉じることなく、開いた界で 

まるで淑女のように…

滑らかに繋がり舞う。

固定点につなぎ止めなければ

エネルギーの循環は舞い続ける。

問題はない。

そもそも人類自体もエネルギー循環のなかの一表出鎖にすぎず

いずれfade outするエネルギー生態型でしかない。

しかし、人類は知恵をつけ、おさまりよく消えることを潔しとしない。

エネルギー動流のなかで 自分専用の取り置かれた定点を 掴もうとする。

激流のなかでも転覆しない舟を編みたいのである。

エネルギーは見えない。

しかし うねりのなかで   姿を借り  表出してくる。

“形”になったエネルギーに対処し、それを操るには  これまた  底にエネルギーを秘めた”形”でしかない。

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