お知らせ
生まれる ということに…選択はない
生きる ということには…選択が発生しうる
生ききる ということには…選択の意志が添う
人生 という百人百様の くくり において
選択を促すものは
何だろう…
85歳の老婆が 14歳のミニチュアダックスフンドを抱え
動物病院の椅子に座っていた
一人暮らしになった彼女は 現時点では 幸い 身体になんら異常はないが
自分の終焉と 愛犬の終わりの 終着時期差が ほぼ変わらないことを 望んでいた
「せめて 残された日々は 共に過ごした この子と いたい。
失えない…」
と。
だから
片方がいなくならないよう 生きる努力をしているそうな…
互いに 支え合う…
LOSS
喪失
現代 様々な局面で 心に走る亀裂 として 人々に巣くう
それは
人が どれほど その対象に 人生の限定持ち時間を投じたか をはかる
“単位” かもしれない
支え合う という 自他共存の有り様が
生きる かもしれない…
誰かと 支え合うために 自らが生きる
美しそうだ
(記: 前澤 祐貴子)