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久保田進一の「楽しんでる?」シリーズ ⑤ 映画: 「護られなかった者たちへ」
交流の広場 | 2021.11.05

久保田進一の「楽しんでる?」シリーズ

映画『護られなかった者たちへ』を観て


  久保田 進一


 先日、映画『護られなかった者たちへ』を観てきました。

この映画を観て思ったのは、アミューズ(芸能事務所)、頑張っているな〜ということです。

主題歌はサザンオールスターズの桑田佳祐さん(アミューズ所属)、出演している清原果耶さんもアミューズ所属ですし、主演の佐藤健さんも今年3月末までアミューズ所属でした。現在は、暖簾分けされた事務所というか、アミューズが出資するCo-LaVo(コラボ)に移籍しております。映画の企画は、アミューズがしております。

 監督はピンク映画出身の瀬々敬久監督です。

ピンク大賞新人監督賞を受賞するなどして、ピンク四天王と呼ばれていたりもしました。最近では、ピンク映画以外のものも撮っております。たとえば、『感染列島』、『64-ロクヨン-前編/後編』、『糸』があります。

 また俳優陣も阿部寛さん、林遣都さん、永山瑛太さん、緒方直人さん、吉岡秀隆さん、倍賞美津子さんといった日本を代表する俳優さんばかりです。

 主演の佐藤健さんは、髪の毛を短髪にしています。『るろうに剣心』の緋村剣心では、後ろで髪の毛を束ねるぐらいの長髪でしたので、今回のショートヘアは打って変わった感じでした。また、容疑者役として目つきがそれらしいというのは、さすが役者さんだなと思いました。

 それから、特に今回の重要な役どころの清原果耶さんは、今年の10月で終わってしまいましたが、NHKの『おかえりモネ』のヒロイン役として出演しています。最初、髪の毛を結んでいなかったので、気がつきませんでしたが、清原さんでした。というのも、毎朝、朝ドラで見る清原さんは、髪の毛を結んでいますからね。

それにしても、清原さんは、まだ19歳なんですよ。

それなのに、保健福祉センターの職員の役、つまり大人の役をやっていますからね。これからますます楽しみです。

そういえば、『おかえりモネ』も今回のこの映画『護られなかった者たちへ』も作品の背景には、東日本大震災があります。

清原さん、関西出身なんですけどね。なぜか東北に関係のある作品に出てますね。

 また、この作品は、東日本大震災が背景にありますが、もう一つには生活保護制度の問題も描かれています。今後、ますます、この問題も大きくなってくると思います。

本来、生活に困っている人のためのセーフティネットのはずなのですが、もらえるはずの人がもらえないし、もらう必要のない人が不正してもらっているということが映画の中でも描かれています。今後、生活保護をめぐっての問題が大きくなりそうです。

これは、年金問題とも大きく関わってきます。いまや非正規の人が増え、厚生年金や共済年金を掛けている人は以前に比べ少なくなりました。非正規の人は、そもそも年収が少ないため、国民年金の支払いも未納になっている場合が多いです。もちろん、免除申請をしている人はまだいいのですが、免除申請もせずに単に未納の人は、将来、年金はもらえなくなります。

ちなみに、2020年度の未納者(納付猶予や全額免除を除いた人)が115万人います。

また、国民年金の満額(40年間払った場合)は、現在で6万5千円ほどです。生活していくのはかなりしんどいです。年金をもらうよりも生活保護をもらった方がいい生活ができる矛盾もあります。

これから、さらに高齢社会になっていく世の中で、

老後の生活をどのようにするかを考えなくてはいけません。

こうした老後の生活問題と絡んで、この作品では連続殺人事件が起こるのです。これはまさに社会派ミステリという松本清張さんの作品を思わせる作品です。原作は中山七里さんですが、映画の内容と原作は少し異なっております。

あまり書くと、ネタバレになってしまいますので書きませんが、原作と比べてみるのもいいのかなと思います。

 よ〜〜〜く、考えよう、お金は大事だよ。♪♫♪♫♪♫

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