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老成学研究所 > 時代への提言 > 久保田進一の「楽しんでる?」シリーズ > 久保田進一の「楽しんでる?」シリーズ ④ 映画: 「007 / No Time To Die」
©︎Y.Maezawa
久保田進一
の
「楽しんでる?」シリーズ
④
映画『007 / No Time To Die』
を観て
久保田 進一
©︎Y.Maezawa
先日、映画『007 / No Time To Die』を観てきました。
この映画は、本当なら2020年2月14日に全世界で公開される予定だったのですが、延期することになって日本では4月10日に公開される予定でした。
しかし、さらに新型コロナウイルスの感染拡大のために延びてしまい、日本では11月20日に公開される予定が、これもまた延期になり、今回ようやく2021年10月1日に公開されることになったのです。
まさに待ちに待っての公開でした。
今回の007シリーズは25作目で、ジェームズ・ボンド役(6代目)は今回5作目のダニエル・クレイグです。
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これまでのジェームズ・ボンドといえば、黒髪であり、胸毛がトレードマーク(『オースティン・パワーズ』(1997年公開)はパロディとして描いています)だったのですが、ダニエル・クレイグは初の金髪のジェームズ・ボンドとなったのです。
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007シリーズの原作はイアン・フレミングの作品ですが、もうすでに著者は亡くなっております。
彼が書き上げたのは小説では『カジノ・ロワイヤル』が初作品でシリーズとしては全作品11作品を書き上げましたが、映画化されたのをフレミングが観ることができたのは第2作の『007 ロシアより愛をこめて』(映画化の第1作は『007/ドクター・ノオ』)まででした。
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現在まで映画化は25作品ですので、フレミングの書き上げた以上のものが映画化されています。
つまり、フレミングの死後でも作品はできていると言う状況です。日本のアニメで言えば、『サザエさん』・『ちびまる子ちゃん』・『ドラえもん』状態ですね。そう言えば、先日『ゴルゴ13』の作者のさいとう・たかをさんが亡くなりましたが、『ゴルゴ13』も、このまま連載されていくということです。
良い作品は作者の死後も残っていく ということですね。
さて、映画の内容ですが、最後は衝撃的な終わりです。書いてしまうと、ネタバレになりますので、やめておきます。
観てのお楽しみです。
この作品は、これだけでも十分楽しめますが、実は前作の『007 スペクター』から続いている話です。
そのため、
前作を見ておくと、本作の内容もわかると思います。
さらには、
前々作の『007 スカイフォール』、
前々々作の『007/慰めの報酬』、
前々々々作の『007/カジノ・ロワイヤル』
を観ておくといいかもしれません。
結局、ダニエル・クレイグの007シリーズを観ておくのがオススメということになるのかもしれません。
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また、007シリーズで見逃せないのは、アクションシーンです。
今回もこれぞアクションというものです。
いろいろと見せ場を見せてくれております。
十分に興奮できて楽しめます。
また、ボンドガールも見逃せません。今回もなかなかのボンドガールです。
しかも二人登場してきます。
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1人は前作からのボンドガールのマドレーヌ・スワン役のレア・セドゥさんです。
彼女はフランスの女優さんで、役柄もそうなんですが、守ってあげたくなる存在です。ジェームズ・ボンドのカノジョという役柄で、一度は別れるのですが、実は娘も登場し、その娘は、実は・・・。
最後は泣けてしまいますね。
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もう一人のボンドガールは、パロマ役のアナ・デ・アルマスさんです。
キューバ出身の女優さんです。映画の中でも、キューバでボンドを支援するCIAのエージェント役ということで、スリットの入ったドレスからのキックはかっこよかったですね。
おそらくダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドシリーズは今回で終わりだと思います。もし復活したら、どうやって助かったのか知りたいですね。
しかし、エンディングロールの最後には、James Bond will return. という表示が出ていたので、まだ007シリーズは続いていくと思います。
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さて、このあとの007は誰がやるのか、もしかしたら、ダニエル・クレイグが再登場なのか、それとも本作で007番号が割り当てられたノーミ(ただ、ノーミ役はラシャーナ・リンチというイギリスの女優さんだったので、ジェームズ・ボンドではなくなってしまいますので、ないかな?)がやるのか、といろいろと妄想してしまいますね。
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James Bond, Forever !
(編集:前澤 祐貴子)
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