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柱時計・オーディオ 田中コレクション館シリーズ スタートのお知らせ: 明治/大正時代から 時を刻み続けてきた 柱時計300台の響き 
各種お知らせ | 2021.05.23

©︎Y.Maezawa

©︎Y.Maezawa

大きなのっぽの古時計

おじいさんの時計

100年いつも動いていた

ご自慢の時計さ

おじいさんの生まれた朝に鳴っていた時計さ

今はもう動かない…

いえ、動いています!

田中コレクション館 田中 仁館長のもとには 

300台以上のおじいちゃん時計が 集まってきた。

いずれも 明治から大正生まれ…100歳以上の元気者だ。

この仲間ができるのに…40年かかった。

仲間。

皆がここに居場所を見つけ  時を刻み合うその空間は 

既に積み重ねてきた時と 

一心に刻む今という時と 

そして 響かせることで切り開く未来という時…

が 融合し 一体化された 飴色の時空間次元を 創出する。

居心地のよい 音のある静寂に 精神が解放される。

時の波に乗り、時から放たれる…

©︎Y.Maezawa
田中 仁 館長/「田中コレクション」館*

今となっては製造会社も その部品も その技術も 継承・存続されていない歴史の生き証人たるおじいちゃん時計たちは、存在そのものが文化継承 と言っても過言ではない。

その存在に詰め込まれた 確かな過去のqualityを 

未来に 次代に しっかりと繋いで受け渡すことが 

田中館長の夢であり、自身の使命感でもあるそうだ。

©︎Y.Maezawa

スペアのネジはもうない

©︎Y.Maezawa

ミシン油をさしてやれば 時の刻みを止めたりはしない

©︎Y.Maezawa

丁寧な愛情が生命を続かせる…まるで人間のように

特筆すべきは 

田中館長は この仲間たちに油をさし 共に過ごす彼らの生命の調べを確認する環境に“居る” という毎日を 楽しみながら 送っていること

また 

田中館長worldに 縁あって引き寄せられたとも言える 300以上のおじいちゃん時計たちが 全て 普通のサラリーマンであった田中館長が一家の担い手としての責務を果たした余白の時間とお小遣いを 全て投入した結果 結集できたものであること 

である。

「田中コレクション」館は入場無料、写真撮影フリー、極めて稀である。

人一人の精神性…ものへの愛着 というよりは 存在に対する慈しみ、想いの馳せ方 そして 生き様…

人一人の心の動きから派生した動きにより 新しく動く様々な関係性の波紋状効果と結果…Butterfly Effect。

豊かなsomething invisible が 引き起こす確かな豊かさへのベクトル。

こういうものを 真の文化 といい、このような人がいる社会を 豊か というのだろうか。

何か大事な ものを超えた何かが ここにある。


  


未来へ

次代へ

繋ぐ 渡す 託す

それぞれの百寿者、centenarianの特性、歴史、技術を田中館長に語っていただくシリーズです。

幸せな巡り合わせで今ここに集うおじいちゃん時計たちの物語シリーズを是非 お楽しみください。

©︎Y.Mawzawa

* 「田中コレクション」館:静岡県掛川市「たこまん掛川本店」2F

(文・編集:前澤 祐貴子)

 
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