お知らせ
【講談社 著作紹介】
日本の長寿の研究を契機に 寿命には 栄養と運動以外に 大きな影響を与える要素があること を発見した著者が
その元凶「エイジズム=年齢差別」が 個々の健康に与える影響 と その改善の方法 を解明。
序章 アメリカと日本との間で思いついたこと
第1章 私たちの頭の中にあるイメージ
第2章 シニア・モーメントの真実
第3章 高齢者の優れた運動機能
第4章 たくましい脳:遺伝子が運命ではない
第5章 晩年も発達し続ける精神
第6章 7.5歳長く生きる
第7章 昼間には見えない星たち:晩年の創造性と感覚
第8章 エイジズム:有害な複数の触手を持つもの
第9章 個人が年齢から解放される方法:あなたの心を自由にする方法
第10章 社会における年齢からの解放:新しい社会運動
あとがき エイジズムがない町
付録1 ポジティブな年齢観を増強するABCメソッド
付録2 ネガティブな年齢固定観念の偽りを暴くのに有利な情報
付録3 構造的エイジズムを終わらせるために求めること
「老化のプログラムを書き換える 〜年齢の固定観念を打ち破り、より長く健康で生きる〜」ベッカ・レヴィ著
(原題: Breaking the Age Code:Your Beliefs About Aging determine how long & well you live )
が 2024 01 講談社より 出版されました。
この新著(訳本*)は 当HP 『時代への提言』【寄稿D】老成学シリーズに 秀作をご寄稿くださっておられる
筒井祥博氏が 監修なさいました。
ここに ご報告申し上げます。
* 現在 世界で10ヶ国語にて翻訳
日本だけでなく、世界的に超高齢化社会を迎えようとしています。高齢期をどのように生きるかは、誰にとっても関心の高い課題であります。
…
著者ベッカ・レヴィは高齢期に対する考えがポジティブであるかネガティブであるかという年齢観が高齢期の健康と寿命に影響を与えるという自らが示した結果によって、 老化に関する根拠に基づいた新しい考え方を示し、ポジティブな年齢観で生きることの重要さを一貫して強調しています。そして個人の年齢観が文化的要因や社会的要因からいかに影響を受けるか広い視野で示しています。
…
この本は新たな 高齢化の展望を示し、高齢期を生きることへの勇気と希望を与えてくれています。
〈当該著作「監修者あとがき」(P.376 〜382) より 抜粋〉
是非 ご一読くださいませ。
【著者 紹介】ベッカ・レヴィ Becca Levy 疫学者、イェール大学公衆衛生、社会および行動科学部門学部長。同大学心理学部心理学教授。ハーバード大学心理学博士号取得、同大学医学部老化部門および社会医学部門にて国立老化研究所 研究員。肯定的および否定的な年齢固定観念が高齢者の健康にどのように影響するかに焦点を当てた研究分野のリーダー&パイオニア。高齢者の健康に対する年齢差別の影響を調査するWHOの取り組みを主導。
(記: 前澤 祐貴子)