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防潮堤 ⑴ 千年先への遺産
時代への提言 | 2020.09.11

©︎Y.Maezawa

2020 08 07 (金)浜松 防潮堤にて (静岡県浜松市南区  遠州灘沿岸)

【防潮堤視察団メンバー】   (敬称略)

左より

 一列目 静岡県 浜松土木事務所 沿岸整備課 関係者 三名 

 二列目 中村 僚    Climbers Work 代表取締役

     小林 利彦  浜松医科大学付属病院 特任教授、医療福祉支援センター長、静岡県医師会 副会長 

     森下 直貴  老成学研究所 代表、浜松医科大学名誉教授

     本郷 輝明  医療法人社団白梅会 理事長、白梅ケアホーム 施設長

     長田 怜   浜松医科大学 倫理学 准教授  

 

©︎Y.Maezawa

©︎Y.Maezawa

©︎Y.Maezawa

©︎Y.Maezawa

©︎Y.Maezawa

1000年

千年…

千歳 ともいう。

限りなく長い年月の意をも有す。

「千年の計」に耐え得ると見込んだ未来への『託しもの』が日本 浜松に姿を現した。

日本史を紐解き、現在から1000年過去に遡ると、時は藤原一族の摂関政治最盛期、清少納言や紫式部が不朽の名作をon timeで著し、平等院鳳凰堂が建立された11世紀…平安時代中期となる。隔世の感がある。

現在から未来方向へプラス1000年先の人類社会がどのようなものとなっているかは現時点ではSF的イメージくらいでしか描けない。その”3020年”にも遺ってくれているであろう現代からの『託しもの』とは…一体どのようなメッセージ内容なのだろうか?3020年から眺めた2020年の現代は未来からの視線に耐え得るものなのだろうか?これから先その『託しもの』は1000年の時間の旅に乗り, 2020年のDNAを時代時代に落としていく。長い旅の始まりに今一度、送り手となる我々自身もそのメッセージを再咀嚼してみよう。

静岡県浜松土木事務所沿岸整備課 出典

『浜松防潮堤』は静岡県浜松市沿岸、太平洋を望む海岸線17.5kmに沿う自然景観に溶け込んでいる。

アカウミガメの産卵地でありカワラハンミョウの生息地である砂浜。その背後にひかえる松林と湿地にはヒメシロアサザ、ガガブタ、ニホンアカガエル、キボシチビコツブゲンゴロウ等、絶滅危惧種を含む多様で貴重な動植物が生息している。環境を保全するという意志と知恵が現代という時代が有す能力と技術を刺激・促進させ、『浜松防潮堤』の構造やルートに画期的な工夫をももたらした。

しかし、この浜松防潮堤の本来の責務は防潮堤機能、即ち津波対策である。総工費約300億円余を投下し、時間との勝負を念頭に足掛け7年で、日本…いや世界に類を見ないレベルの防潮堤がここ浜松に誕生したのは、驚くべき偶然の重なりというより、必然的巡り合わせであったというべきかもしれない。


この 巨大なる 『未来への託しもの』にまつわるstories を連載の形で少しずつ紹介させていただくのが当シリーズです。ご期待ください。

(文・写真・編集:前澤 祐貴子)

参考: 静岡県公式ホームページ 

     浜松市沿岸域 防潮堤整備事業 〜オール浜松でやらまいか〜

https://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-890/bouchoutei/

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