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【寄稿D】「日本における最晩年期高齢者の<生き方>の一側面 聖路加国際大学 生命倫理学・看護倫理学 教授  鶴若麻理 
時代への提言 | 2021.04.06

©︎Y.Maezawa

日本における

最晩年期高齢者の<生き方>の一側面

「新老人の会」の調査を踏まえて

聖路加国際大学 生命倫理学・看護倫理学 教授

鶴若麻理

未曽有の超高齢時代のわが国において、「いかに老いるのか?」は、私たち一人一人にとっての大きな課題となる。

私たちが生きているそのプロセスに老いがあり、その生き方(=老い方)を探るため、老成学研究の一環として、老成学研究所代表 森下直貴氏と共に、表題にある「新老人の会」の会員を対象に行った調査の概要をお伝えしたい。

タイトルにある「最晩年期」という表現は、終末期という意味ではなく、後期高齢期75歳以上のさらに後半期というほどの意味合いで使用している。

わが国における、後期高齢者の生き方に関する先行研究では、独居生活における孤立や交流に関する課題と支援、また、過疎化が進む特殊な地域での後期高齢者の生き方に関心が向けられてきた。

また超高齢期ともよばれる85歳以上の高齢者や百寿者(100歳以上)を対象にした調査研究はいくつかある。

しかし、比較的元気な高齢者や80歳以上の高齢者に焦点をあてた研究が乏しいことが分かった。

そこで、私たちは、「新老人の会」(故日野原重明氏が設立)の3年間継続しているシニア会員(77歳以上)全員を対象にし、次の三つの観点、すなわち①階層を細かく分け、②職業活動と非職業活動の有無とその内容の変化、③人生の目的や今後の生き方に関する自己分析に注目し、最晩年期の高齢者の生き方の一側面を明らかにした。

「新老人の会」は、2000年9月に故日野原重明氏がシニア世代の新しい生き方を提唱し、75歳以上を「シニア会員」、60歳から75歳未満を「ジュニア会員」、60歳未満を「サポート会員」と世代を超えた運動に賛同する人々の集まりである。

新老人運動の5つの大きな柱は、

       ①自立とよき生活習慣やよき文化の継承、

       ②世界平和、戦争体験を生かす、

       ③健康の発信、自分の健康を守るための知識・技術を身につけ、医学・医療の研究に寄与、

       ④会員の交流、お互いの間に新しい友を求め全国的な交流を図る、

       ⑤自然に感謝とよき生き方の普及、

である。

調査方法は、老成学の枠組みを踏まえた自記式アンケート調査をオリジナルで作成した。

調査対象は、新老人の会に3年以上継続のシニア会員2876名(2017年8月時点)とした。

次のような項目を調査している。

       年齢

       性別

       同居者

       暮らし向き

       最長職

       仕事の継続

       管理職経験

       健康度自己評価

       新老人の会以外での活動

       活動の範囲

       入会当初と比較した活動量

       日常生活での心配事

       人生の目的/誇り

       これから(80歳代後半/90歳代/100歳代)の生き方

ここではそのエッセンスを紹介したい。

分析対象としたアンケート調査は1146票であり、対象者の平均年齢は84.07歳で77-79歳は16%、80-83歳は36%、84-86歳は20%、87-89歳は15%、90-94歳は11%、95-105歳は2%であった。

性別は、男性574名(50%)、女性569名(50%)でほぼ同数であった。

経済面はゆとりがあり、主観的健康については8割がおおかた健康と考え、仕事(職業活動)は26%が続けており、約7割が「新老人の会」以外の活動を継続していた。半分くらいの人が心配事を抱えていた。

調査結果からは、細かい年齢区分と仕事や活動のクロス集計の分析より、87歳あたりからその活動に変化がみられ、90歳以降は活動が縮小する傾向がみられた。

この縮小傾向については、今後、同年齢の対象者に対しても調査を行い、変化の軸に共通性があるかをさらに検証する必要であると思う。

対象者自身の自己分析による80歳代後半、90歳代、100歳代の生き方の予測をみていくと、80歳代後半では今と変わらないが約6割、90歳代で約3割、100歳代で約2割と減少してくる。

気力はあるが健康維持できるかが大きな関心事になっていることがわかる。

人生の目的については、図にあるように、老成学の4領域をふまえて考えてみると、

生活領域では拡張から縮小へ変化(「職業活動の継続」から「迷惑をかけず自立的に生きる」)がみられ、共同領域と公共領域では縮小せず拡張のまま(「静かな余生」と「地域の世話役」はあまり望まない傾向)

であった。

本研究の対象者は、内省し静かに老いを生きるというよりは、むしろ老いてもなお人々の役に立ち、また自己実現を目指し、活動的な生き方を実践していた。

これらには当然ながら、先に示した本調査対象者の状況(暮らし向きがよい、学歴が高い、健康であるなど)が影響しているだろうが、老成学が提唱する「コミュニティ関与型老人像」の実践例を示しているものと考えられる。

色々な限界はあるが、本研究では活発な後期高齢者層がいかに老いを生きているかについての一端を明らかにでき、今後の超高齢社会を突き進むわが国の高齢者の生き方について示唆を得ることができたと考える。


《添付》

日本の老人は最晩年期をどのように生きているのか?

「新老人の会」の調査からその一端が明らかとなった

日常活動の転機は87歳に訪れる!

以下は、鶴若麻理・森下直貴「日本における最晩年期高齢者の<生き方>の一側面―『新老人の会』の調査をふまえて―」(『生存科学』30-2:69-90、2020)である。

本ホームページに体裁を変えて掲載するにあたり、『生存科学』を編集発行した生存科学研究所より承諾をいただいた。記して感謝したい。

【論文】

日本における最晩年期高齢者の<生き方>の一側面

―「新老人の会」の調査を踏まえて―

鶴若麻理 聖路加国際大学大学院教授(生命倫理)

森下直貴 一般社団法人 老成学研究所 代表理事

キーワード:超高齢社会、後期高齢者、生き方、老成学、新老人の会

*本研究は、老成学研究所平成27〜29度自主研究「老人観の転換による持続可能社会の展望」(研究代表者森下直貴)、ならびに、平成27〜令和元年度科研費基盤研究(B)特設分野「老成学の基盤構築―<媒介的共助>による持続可能社会をめざして(15KT0005、研究代表者森下直貴)」の助成を受けて実施された。


Ⅰ 研究の背景と目的

1. 後期高齢者の生き方

わが国の65歳以上人口は、昭和25(1950) 年には総人口の5%に満たなかったが、昭和45(1970)年に7%を超え、平成6(1994)年には14%を超えた。高齢化率はその後も上昇を続け28.1%に達している1)(2018年10月1日現在)。総人口に占める後期高齢者(75歳以上)人口の総人口に占める割合は14.2%となり、はじめて前期高齢者(65-74歳)の人口の割合(13.9%)を上回った。また、後期高齢者層は令和47(2065)年には25.5%となり、約 3.9人に1人が75歳以上となると推計されている2)(高齢社会白書, 2019)。2018年の平均寿命が女性は87.32歳、男性が81.25歳と過去最高を更新している。

このような未曽有の超高齢時代のわが国において、「いかに老いるのか?」は、私たちにとって大きな課題となる。老い方とは何か。筆者らは「老い方はすなわち生き方である」と考える。どのように老いるのかは、老いやその先の死を座して待つということではなく、人々がいかに生きるかというそのプロセスにあると捉える。生き方の延長線上に老い方があるとすれば、焦点となるのは後期高齢者の生き方である。

2. 先行研究

2010年から2019年10月末において、「後期高齢者」「生き方」をキーワードにして論文検索をすると、医学中央雑誌では79件、Cinii(国立情報科学研究所)では8件であった。重複する論文2件を除くと全体で85件であった。後期高齢者の身体・運動・認知機能に焦点をあてた医学看護系論文53件を除き、後期高齢者本人の生き方や老い方という内容に絞ると32件であった。この32件をテーマ別にすると二つに分けられる。一つは独居の後期高齢者の暮らし方であり、もう一つは過疎地域など厳しい自然環境に居住する後期高齢者の暮らし方であった。

 一つ目に関して。「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」によれば、2015年から2040 年の間に65 歳以上の男性の独居率は14.0%から20.8%、女性は21.8%から24.5%と上昇し、75 歳以上では男性は12.8%から18.4%と上昇し、女性は26%前後になると推定されている3)。このような背景から、一人暮らしの後期高齢者に注目し、社会的孤立や生活上の人のつながりを調査する研究が盛んになっている。

保健福祉サービスを利用していない独居高齢者の場合、社会的役割が低く、交流が少ない場合に孤立に移行する傾向が高いという4)。独居で要介護2-4の後期高齢者3名への参加観察とインタビュー調査では、生きていく中での困難は、思い通りに活動ができないなど、身体の変化に起因するものが多いが、加えて考えが異なっても支援を受け入れざるを得ない辛さを抱えていることも明らかになっている5)。独居高齢者のかかえる健康課題や安心で安全な生活への対処としては、セルフケア能力を高める支援がカギになるという6)。

他方、都市部で一人暮らしをする後期高齢者が親族以外の人々との日常の交流に関する調査では、サポートの授受や情緒的な一体感を感じる人に限らず、親密さを伴う人、役割上の関係のみ有する人、挨拶程度の人などの多様な非親族と交流しており、それらの人々が後期高齢者の生活と意識に一定の影響をおよぼしていると指摘されている7)

 二つ目のテーマは、豪雪地帯、島嶼部、農村地域に焦点を合わせた後期高齢者の生活と生き方についてである。これらの研究では、自然と共生した生き方を模索しつつも孤立する傾向があること8)、地域や家族への思いが支えとなっているが、身体機能や意欲の低下に伴い、将来への不安を抱いていること9)、(島嶼部居住の前期と後期の高齢者同士の比較に限れば)後期高齢者のほうが生きがい感、生活の主体性、社会的関心、身近な社会参加が低下しているが、他人とのかかわりについては加齢の影響はないことが指摘されている10)。

3. 研究の空白

以上のように、後期高齢者の生き方に関する先行研究では、独居生活における孤立や交流に関する課題と支援、また、過疎化が進む特殊な地域での後期高齢者の生き方に関心が向けられてきた。それらを概観すると、比較的元気な高齢者や80歳以上の高齢者に焦点をあてた研究が乏しいことが分かる。

もちろん、わずかではあるが、超高齢期ともよばれる85歳以上の高齢者や百寿者(100歳以上)を対象にした調査研究はある。例えば、85歳以上の8名を対象にして超高齢者の日々の生活体験を現象学的に分析した研究では、彼らの生を規定している関心事が「つながっていること」「変わっていくことに気づくこと」「変わらないことを見いだすこと」「自分だけにできることをみつけること」の四点になることを明らかにした11)。また、百寿者13名の語りの研究では、幸福「概念」構成要素として、「前向きな気持ちで生きること」「制限のなかで生きること」「他者とよい関係を築くこと」「人生の充足感を感じること」「あるがままの状態を受け入れること」の5つのカテゴリーを抽出している12)。

しかしながら、それらはあくまで少数例を対象にしたものであり、大規模調査ではない。つまり、比較的元気で80歳代以降の高齢者の生き方に関する大規模な実態調査はこれまで存在しなかった。これは研究の空白である。

4. 本研究の目的

 本調査の目的は、「新老人の会」(故日野原重明氏が設立)の3年間継続しているシニア会員(77歳以上)全員を対象にし、次の三つの観点から、研究の空白である「最晩年期の高齢者」の実態を明らかにすることである。

  1. 年齢階層を細かく分け、微妙な差異に注目する。
  2. 職業活動と非職業活動の有無、その内容と変化に注目する。
  3. 人生の目的や今後の生き方に関する自己分析に注目する。

なお、本調査は「最晩年期」という表現を使用するが、これは終末期という意味ではもとよりなく、いわゆる後期高齢期75歳以上のさらに後半期というほどの意味合いである。

Ⅱ 研究の方法

1. 分析の枠組み

本調査は、森下が提唱している「老成学」13)14)の考え方に基づき、また同じく「システム倫理学」15)の方法を軸にして組み立てられている。

まず、老成学の根本的な視点は、①「老い」を完成された状態ではなく生き方の延長線上の老いるプロセスとして捉え、②老人自身が老いるプロセスを「生き方」として意味づけることによって、③人生と社会の中に「老い」と「老人」を位置づけ直すことである。老成学は超高齢社会に対応した新たな老年学である。具体的には、比較的元気な高齢者層の潜在力を引き出し、弱体化している共助領域を補完する互助コミュニティの形成をめざす。

老成学の理論的基礎が「システム倫理学」である。これは事物のつながり合いをコミュニケーションシステムとして捉える視点から、人間世界の倫理現象を再構成する。再構成のためのツールは、対面コミュニケーションの分析から導き出された「四次元相関」の思考法である。問題の意味解釈をめぐる対立は、論点および観点の相関する四つの次元のうち一次元だけを重視する偏りから生じる。そこであらためて四次元の相関に立ち戻って対立関係を解きほぐすのが「四次元相関」の思考法である。

四次元の基本はⅠ対外・Ⅱ対内・Ⅲ対他・Ⅳ対自である(図1)。人間の意味世界は様々なコンテクストに分化しており、それらに応じて四次元の名称が変容する。例えば、「心」では実行・心情・交渉・内省の四次元になる。また、心の表現である行為では実用・共感・妥協・価値の四次元、さらに、相互的コミュニケーションでは生活・共助・統合・超越の四次元、最後に、社会システムでは経済・共同・公共・文化の四次元になる。

本研究に直結する「幸福」「生きがい感」の四次元については後述する。

2. 新老人の会

 「新老人の会」は、2000年9月に故日野原重明氏がシニア世代の新しい生き方を提唱し、75歳以上を「シニア会員」、60歳から75歳未満を「ジュニア会員」、60歳未満を「サポート会員」と世代を超えた運動に賛同する人々の集まりである。

新老人運動の5つの大きな柱は、①自立とよき生活習慣やよき文化の継承、②世界平和、戦争体験を生かす、③健康の発信、自分の健康を守るための知識・技術を身につけ、医学・医療の研究に寄与、④会員の交流、お互いの間に新しい友を求め全国的な交流を図る、⑤自然に感謝とよき生き方の普及、である。

2018年11月時点で会員数は5000名、42支部がある。75歳以上は58%、60-74歳は31%、59-20歳は11%で構成されている。平均年齢は74歳である。

戦後の平和な日本社会を堅守するという明白な政治的目標を掲げ、しかもこの理念を老人の新しい生き方と結びつけている点で、日本では稀有にしてユニークな全国団体である。この団体に関しては、筆者が行った研究16)はあるが、これまで外部からの研究はほとんどなく、本研究はその意味で貴重である。しかしそれ以上に、<老成学>が提唱する「互助コミュニティ形成」に関与する老人像を具体的に把握できるという意味ではきわめて重要である。

3. 調査方法

 調査方法は、老成学の枠組みを踏まえた自記式アンケート調査をオリジナルで作成した。調査対象は、新老人の会に3年以上継続のシニア会員2876名(2017年8月時点)とした。3年以上としたのは、継続的な参与はこの会の理念への賛同の証と考えたからである。調査実施期間は、2017年10月から12月であった。

アンケート項目

・年齢

・性別

・同居者

・暮らし向き

・最長職

・仕事の継続

・管理職経験

・健康度自己評価

・新老人の会以外での活動

・活動の範囲

・入会当初と比較した活動量

・日常生活での心配事

・人生の目的

・誇り

・これから(80歳代後半/90歳代/100歳代)の生き方(自由回答)

注釈(1)仕事と活動

本調査では「仕事」は職業活動、「活動」は仕事以外の非職業活動を意味している。以下では仕事(職業活動)、活動(非職業活動)と表記する。本調査の特色の一つは、新老人の会の会員について、会の活動以外の仕事(職業活動)と活動(非職業活動)の関連を詳しく調査するところにある。なお、「仕事」と「活動」を明確に区別することが困難な例もあった。その場合は自由記述の内容から推測して補わざるをえなかった。

注釈(2)人生の目的

「人生の目的」とはほぼ「生きがい」に相当する。これを以下の8項目に分け、それぞれ「全くそうは思わない」から「大いに思う」まで4件法で回答するようにした。また、これに関して自由記述の欄も加えた。

・体力の許す限り現役で仕事をする

・ささやかでも自分で何かする

・仲間を作って支えあう

・静かに余生を過ごす

・地域の世話役をする

・国家や社会の行く末を案じる

・自分の人生を内省する

・人類の未来や地球環境に配慮する

なぜこの8項目かを説明をする。前述した四次元相関の思考法を用い、心の四次元に対応させて、幸福感(幸せ意識)を目標達成感、親密安心感、承認自尊感、理想向上感の四次元で捉える(図2)。また、現在から未来の方向の時間軸上の幸せ意識を生きがい感と定義する(図3)。人の仕事や活動は80歳代前半までは拡大(維持)するが、80歳代後半から90歳代になると縮小すると想定し、人生の目的(生きがい)を拡大と縮小の二つのパターンに分ける。これらを社会システムの四領域を考慮し、四次元相関に沿って配置したものが図4である。

年齢階層

分析方法は、まずアンケート調査の単純集計を行った。従来の研究では75歳以上の高齢者がひとまとめにされ、80歳代高齢者の実態が見えにくい状況があった。細かく分析するために80歳代を80-83歳、84-86歳、87-89歳に三区分し、全体で77-79歳と90-94歳、95歳以上を加えて、年齢は6群に分類した。年齢6群、仕事(職業活動)、活動(非職業活動)に注目しその内容・割合・変化に注目した。

統計処理

単純集計、およびクロス集計分析を実施した。統計手法はカイニ乗検定及び残差分析を採用した。分析にはSPSS(ver.24)を使用した。残差分析は、カイ二乗検定をして有意差があった場合、どの項目が影響を及ぼしているのかを明らかにするものである。観測度数と期待度数との差(残差)を算出する。残差のうち「調整済み残差」を算出し、調整済み残差>1.96より大きいのであれば、5%水準で有意であり、調整済み残差>2.58より大きいのであれば1%水準で有意と考えた17)。

自由記述

人生の目的の自由記述は、一文(ワンセンテンス)化した文章を類似した内容ごとにまとめ、コードを生成し、類似したコードをまとめて抽象度をあげカテゴリーを抽出した。それをふまえ、図4の枠組みを使用し分析した。

倫理的配慮

本調査は「ヘルシンキ宣言」「人を対象とする医学研究に関する倫理指針」を遵守して人権擁護に配慮し実施した。調査は匿名で行い、本研究への参加は任意であること、参加しないことによって、不利益な対応を受けることはないこと、本研究で得られた結果は、本研究以外の目的には使用しないこと、調査票は暗証番号つきの鍵のかかるロッカーに厳重に保管・管理すること、調査票は研究終了後、5年は保存し後断裁の上、破棄すること、本研究に参加することによって、直接的な便益はないこと、調査結果は学術雑誌で公表する場合は匿名性は保持されることを約束した。聖路加国際大学研究倫理審査委員会(No.17-A014)の承認を受けて実施した。

Ⅲ 調査結果(1)概要

アンケート調査票の返送数は1178票(回収率41%)で、記述に不備があるものを除き、分析対象としたのは、1146票である。

年齢

対象者の平均年齢は84.07歳で標準偏差が4.486であった。表1は、年齢6群の割合を示したものである。77-79歳は16%、80-83歳は36%、84-86歳は20%、87-89歳は15%、90-94歳は11%、95-105歳は2%であった。

表1 年齢6群の割合

性別

性別は、男性574名(50%)、女性569名(50%)でほぼ同数で、最終学歴は、大学(34%)、高等学校(27%)、短期大学・高等専門学校(21%)、大学院(6%)、中学校(4%)、小学校(1%)、その他(7%)であり、学歴が高い。最長職は、主婦(13.0%)、教職(12.7%)、事務職(11.4%)、営業・販売職(8.7%)、医師(5.8%)、行政関連職(5.6%)、経営・金融関連職(4.9%)、製造関連職(4.7%)、技術・情報関連職(3.7%)、研究職(3.5%)、看護職(2.8%)、心理・福祉職(2.7%)、芸術関連(2.3%)、輸送関連(1.9%)、メディア(1.3%)、農林水産関連(1.3%)、飲食サービス(1.0%)、政治関連(0.4%)、法務専門職(0.3%)、保安関連(0.2%)となっている。

暮らし向き

暮らし向きは、趣味を楽しむ程度のゆとりがある(63%)、食べるのに困らないが、十分ゆとりがある(22%)、ゆとりはあまりない(14%)、家計にゆとりは全くない(1%)であり、暮らし向きが大方よいのが8割であった。

仕事

仕事(職業活動)の継続については、続けていない(67%)、続けている(26%)、別の仕事をしている(7%)という結果で、仕事(職業活動)継続ありは3割、継続なしは約7割となる。管理職経験は、あり(67%)、なし(33%)であった。健康度自己評価は、非常に健康だと思う(13%)、まあ健康だと思う(66%)、あまり健康ではないと思う(15%)、健康ではないと思う(6%)という結果であり、非常に健康という1割を含み、8割が健康と感じていた。

活動

新老人の会以外で、活動をしている(72%)、活動していない(28%)であり、約7割が新老人の会の活動に加えて、活動(非職業活動)をしていた。入会当初に比べての活動量については、増えている(22%)、あまり変わらない(50%)、やや減っている(16%)、かなり減っている(12%)となり、7割以上が現状の維持から増加傾向にあった。活動の範囲については、複数回答で、活動(非職業活動)している人のうち、「住んでいる地域の内」が最も多いが、居住区以外の地域、全国、海外など、幅広い活動をしていることがわかる(図4)。

図4 活動の範囲

心配事

心配事については、大いにある(11%)、少しある(39%)、あまりない(40%)、全くない(10%)であり、半数以上が心配事をもっていた。

人生の目的

人生の目的(ほぼ「生きがい感」に対応する)についての単純集計は表2にまとめた。「ささやかでも自分で何とかする」「仲間をつくって支えあう」「国家や社会の行く末を案じる」「人類の未来や地球環境に配慮する」の4項目については、「大いに思う」と「少しは思う」の回答をあわせると9割以上となる。一方、「静かに余生を過ごす」「地域の世話役をする」は、「全くそう思わない」と「ほとんどそう思わない」を合わせた回答は約3割に及ぶ。「体力の許す限り現役で仕事」は、「全くそう思わない」の回答が14%となっているが、これは男女比でみると女性が多く回答しており、「現役」という言葉に反応したと思われる。

表2 人生の目的について

 表3は誇り(ほぼ「人生満足感」に対応する)についてまとめたものである。「誇りをもっているのか」には、大いにある(38%)、少しはある(60%)、ほとんどない(2%)、全くない(0%)となっている。「芸術やその他の分野で人々・人類に貢献できた」については、「全くない」と「ほとんどない」をあわせると3割になるが、他の「与えられた仕事をまじめに行い、少しでも世の中の役に立てたこと」「家族や友人や周囲の人々と良好な関係を築いてきたこと」「公共的な事柄に尽力した」の4項目は、「そう思う」と「すこしはある」の回答をあわせると9割となり、対象者の多くが誇りをもって生きていることがわかる。

表3 誇りについて

Ⅳ 調査結果(2)年齢6群と仕事・活動

 表4は、仕事(職業活動)と活動(非職業活動)の組み合わせの割合を示したものである。仕事(職業活動)継続なしで、活動(非職業活動)ありの割合が一番多く、ついで両方ありの順になっている。

 表4 仕事(職業活動)と活動(非職業活動)の組み合わせの割合

次の表5は、仕事と活動のクロス集計である、カイ二乗検定をしたところp=0.03であり、二つの変数の間では有意差があった。仕事(職業活動)継続ありの人のうち、活動(非職業活動)していない人より、活動(非職業活動)している人のほうが多い。仕事(職業活動)継続なしにおいても、継続なしの人のうち、活動(非職業活動)していない人より、活動(非職業活動)している人のほうが多い。仕事(職業活動)の有無にかかわらず、活動(非職業活動)をしている人が多い。

表5 仕事(職業活動)と活動(非職業活動)の関係性

表6は、年齢6群から見た活動(非職業活動)の割合である。まず割合でみていくと、77歳から94歳までは、活動ありのほうが活動なしより多いが、95歳以上で、活動(非職業活動)なしが活動(非職業活動)ありより多くなり、逆転する。年齢と活動(非職業活動)の2つの変数の間ではP<0.01で、有意差があった。さらに、どのカテゴリーが影響しているのかを明らかにするため、調整済み残差をみてみると、90-94歳、95-105歳では、活動なしというほうに1%水準で有意であった。これにより、90歳以上で活動(非職業活動)が減少する傾向がみられている。

表6 年齢6群からみた活動(非職業活動)の割合

表7は、年齢6群からみた入会当初と比較しての活動量の割合をみたものである。年齢6群からみた入会当初と比較した活動量をみていく。P<0.01で、年齢と活動量の二つの変数には有意差がみられた。調整済み残差をみると、90-94歳で、「減っている/やや減っている」の方に5%水準で有意があった。77-83歳までは、「活動量が増えるあるいは変らない」、87-89歳の「減っている/やや減っている」の方に1%水準で有意であった。また割合をみてみても、87-89歳は減少と増加の割合の差が他の年代と比べると明らかになくなっている。これらから、87歳以降から活動量が減る傾向がみられている。

表7 年齢6群からみた入会当初と比較した活動量の割合

表8は、年齢6群にみる、仕事と活動の組み合わせの関係性をみたものである。どの年代でも仕事なし活動ありが第一位を占めるが、95-105歳になると、両方なしが1位になる。仕事・活動両方ありは、87-89歳で第3位になる。P=0.009で、二つの変数に有意差があった。調整済み残差をみていくと、77-79歳で仕事と活動の両方をしている人、95-105歳の仕事も活動もしていない人において5%の水準で有意差がみられる。84-86歳の仕事ありと活動なし、90-94歳の両方なしは、1%水準で有意差があった。つまり77歳-84歳という年代では、仕事と活動どちらかあるいはどちらも積極的に行われる傾向があり、一方、90歳以上になると、双方が減少傾向になり、やがて両方なしがほとんどを占めるようになっている。

表8 年齢6群からみた仕事と活動の組み合わせの割合

Ⅴ 調査結果(3)年齢6群と生きがい

1. 人生の目的

表9は、年齢6群と人生の目的「静かに余生を過ごす」の関係性をみたものである。P=0.001で、両者の変数の間で有意差がみられた。77-79歳、80-83歳では、「全くそう思わない・ほとんどそう思わない」の調整済み残差から、5%水準で有意差がみられた。一方、90-94歳では、「大いに思う・少しは思う」に同様である。95-105歳では「全くそう思わない・ほとんどそう思わない」と回答した人はゼロであった。これらから、90歳代以上から気持ちの面では静かに余生を過ごすという考えが優勢になってくる。

表9 年齢6群と人生の目的「静かに余生を過ごす」の割合

図5は、全体の回答から、「大いに思う/少しは思う」と回答をあわせた割合(%)を研究方法で示した図4に割合を提示したものである。灰色部分が80%以上の項目で、白が60%前後の項目である。生活領域では拡張から縮小へ、共同領域と公共領域では拡張を維持し、文化領域は拡張・縮小領域を双方維持している。

 以下の図6は人生の目的についての自由記述欄に記載されたものを、本調査の枠組みで示した4領域区分に図示したものである。カテゴリーを抽出し4つの領域に分類した。314名が自由記述を記載し、その内容を意味のまとまりごとに切片化し、333のコードに分けた。図の灰色は本調査の質問項目であり、白地に書かれている16カテゴリーが333コードにより抽出してものである。生活領域は19コード、共同領域は67コード、公共領域は154コード、文化領域は93コードであった。コードの数からいえば、公共領域の比重が高かった。

 生活領域

【できるだけ自立して周囲に迷惑をかけない】という1つのカテゴリーを抽出した。このカテゴリーでは、「やりたいことを少しずつでもやって、生き方のピリオドを打ちたいです」「元気で歩ける限りは人には迷惑を掛けずに活動できたら有り難いと思っている」「人を頼らず自分で出来る事は工夫してする」などがカテゴリーを代表するコード内容であった。

共同領域

【体力が衰え思うようにいかない】【ハンディをもちつつ前向きに生きる】【健康を維持する】【家族のために役に立ちたい】という4つのカテゴリーを抽出した。

【体力が衰え思うようにいかない】というカテゴリーでは、「身体衰え・・・何の為に生きる?思うばかりです」「現在は体力が弱り思うように奉仕活動ができていません」「気持はあっても体がついていかない」などが代表的なコードの内容であった。

【ハンディをもちつつ前向きに生きる】というカテゴリーでは、「4-5年前から身障者になってからは日本赤十字社、ユネスコ等に毎年協力している」「下肢の機能障害にて外出の時はボランティア様のお世話になりながら頑張っております」などが代表されるコード内容であった。

【健康を維持する】というカテゴリーは「どうしたら健康を維持していけるかを考えたい」「独居生活18年、日々心豊かに人生が過ごせるよう規則正しい生活が長寿の素と考えております」などが代表されるコード内容であった。

【家族のために役に立ちたい】というカテゴリーは、「あと1ヶ月程で90才になるが、まだ元気なので家族や地域のためになるような生き方をしたい」「自分で出来ることで、子や孫のために出来ることは、大いにして行きたいと思う」などが代表的なコード内容であった。

公共領域

【戦争のない平和を願う】【新老人の会の使命を実践する】【若い世代の生き方を憂える】【社会の役に立ちたい】【若い世代への育成に寄与する】という5つのカテゴリーを抽出した。

【戦争のない平和を願う】については、「現在の最大の関心事は平和問題」「平和(国内、国際)の大切さを伝え、これをどう維持していくべきか、我々世代の責任だと考えています」などが代表されるコード内容であった。

【新老人の会の使命を実践する】は「使命を果しつづける限り人は元気です」「新老人の会の1つの使命の実践が出来にくいことに案じている」などが代表されるコード内容であった。

【若い世代の生き方を憂える】は「これからの若い者の考え方が、どうも自分の事しか考えない用に思う」「家族、親族、祖先について老人の考え方と今の若い人達の認識が異なっていて将来を案じている」などが代表されるコード内容であった。

【社会の役に立ちたい】は、「時間的、経済的に可能な範囲で世のため人のために力を尽くしたいと思っている」「人の為にささやかでも時間を使えるよう生きていきたい」などが代表されるコード内容であった。

【若い世代への育成に寄与する】は「若い人の相談や助言をしたい」「今迄の経験を若者に伝えたく思う」などが代表されるコード内容であった。

文化領域

【趣味・活動を継続する】【信仰を大は切に暮らす】【感謝の気持ちをもって過ごす】【地球温暖化に真剣に取り組むべき】【自然環境を大切にする】【原発問題を憂える】という6つのカテゴリーを抽出できた。

【趣味・活動を継続する】は「可能な限り農作業(畑)を続ける」「金銭的、体力に余裕があれば趣味を続けたい」などが代表されるコード内容であった。

【信仰を大切に暮らす】は「他者に仕える、隣人を愛する」「信仰に生きる」などが代表されるコード内容であった。

【感謝の気持ちをもって過ごす】は「ありがとうの言葉忘れず笑顔でひと日ひと日をいきいきと生きていきたい」「いただいた生命を全うするのは喜び、感謝です」などが代表されるコード内容であった。

【地球温暖化に真剣に取り組むべき】は「地球環境はCO2問題、海水の60年間にわたる温度上昇は世界の国がこの問題に対処しなければならない」「地球の温暖化による天候異常に取り組む必要がある」などが代表されるコード内容であった。

【自然環境を大切にする】は、「化学肥料、化学洗剤等を使わない」「子や孫世代に役に立つ環境づくりに力をそそぐ」などが代表されるコード内容であった。

【原発問題を憂える】は、「放射能が子供や若い人達に悪い影響をおよぼすのではと心配している」「原子炉他原子爆弾等で地球を破壊に追いやらないでほしい」などが代表されるコード内容であった。

2. 今後の生き方

調査票の最後の質問では、80歳代後半の生き方、90歳代の生き方、100歳代の生き方について、自由記述としてきいている。より現実的に今後の生き方の予測をみていくために、80代後半の生き方については、77-84歳の506名(748コード)、90歳代の生き方は85歳以上90代前半の175名(272コード)、100歳代の生き方については90歳代の20名(23コード)の記述を分析した。

 自分の今後の生き方をどのように予測しているかをみるため、変化なしから維持、縮小、支援という次の4つ「今までの生活と変わらない」「健康の維持ができれば現在の生活が維持できる」「心身の衰えにより活動の縮小になる」「何らかの支援を受けながら生きる」に、コードを分類したものが図7、図8、図9である。80歳代後半、90歳代、100歳代の生き方の予測をみていくと、80歳代後半では今と変わらないが約6割、90歳代で約3割、100歳代で約2割弱と減少する傾向がある。気力はあるが健康維持できるかが大きな関心ごとなっている。

図7 80歳代後半の生き方の予測(748コード)

図8 90歳代の生き方の予測(272コード)

図9 100歳代の生き方の予測(23コード)

Ⅵ 考察

 本研究では、明確なミッションを掲げ、より積極的な新しい高齢者の生き方を実践している「新老人の会」会員を対象に、年齢、仕事(職業活動)と活動(非職業活動)に注目して、後期高齢期の生き方について調査を実施した。回答者は77歳から105歳まで1146名で、80歳代前半が約4割強、80歳代後半が約3割であり、75歳以上の後期高齢者というひとくくりではなく、特に80歳代を三区分して細かく、その状況をみることができた。

 単純集計とクロス集計の結果をふまえると、80歳代を仕事(職業活動)と活動(非職業活動)の有無に関しては、87歳あたりからその活動に変化がみられ、90歳以降は活動が縮小する傾向がみられた。「新老人の会」の会員はもともと75歳以上を主軸と設定しているが、その中においてもさすがに80歳代半ばあたりになると、活動に変化つまり縮小がみられている。この縮小傾向については、同じような年齢の対象者に対しても調査を行い、変化の軸に共通性があるかをさらに検証する必要であろう。

また、対象者自身による80歳代後半、90歳代、100歳代の生き方の予測をみていくと、80歳代後半では今と変わらないが約6割、90歳代で約3割、100歳代で約2割と減少してくる。気力はあるが健康維持できるかが大きな関心事になっていることがわかる。アンケートの調査結果とあわせると、気持ちの面では90歳代以降に変化がみられる。

人生の目的についてみると、生活領域では拡張から縮小へ変化(「職業活動の継続」から「迷惑をかけず自立的生きる」)がみられ、共同領域と公共領域では縮小せず拡張のまま(「静かな余生」と「地域の世話役」はあまり望まない傾向)であった。自由記述の分析もふまえると、家族の役に立つような生き方や健康を維持するための積極的な活動を望む傾向があった。公共領域に関しては平和な社会の実現や社会の役に立つ活動をするという新老人の会のミッションに通じていた。文化領域では拡張・縮小の双方が維持されていた。地球環境や自然へ配慮しつつ、趣味等の活動を積極的に行っていくこと、また、感謝しながら、神・自然・先祖等とのかかわりを大切にしていることが明らかになった。

先行研究で示した85歳以上の高齢者や百寿者の生き方や幸せに関する研究17)18)では、どちらかというと、外へ向けての活動よりも、身近な人々とのかかわりや静かに自分らしく生きるということに焦点があたっていた。それに対して本研究の対象者は、内省し静かに老いを生きるというよりは、むしろ老いてもなお人々の役に立ち、また自己実現を目指し、居住区を越えて地域、全国、海外などの範囲で活動的な生き方を実践していた。これらには当然ながら、本調査対象者の基本属性(暮らし向きがよい、学歴が高い、健康であるなど)が影響しているだろうが、老成学が提唱する「コミュニティ関与型老人像」の実践例を示しているものと考えられる。

本研究では、活動(非職業活動)を新老人の会の活動以外の活動と定義し、非常に活発な高齢者層を調査対象にしていることや、本調査対象者の属性の特異性を考慮すると、後期高齢者層という形で一般化することには限界があり、比較群をおいてさらに調査することが求められよう。

そのような限定や限界があるにせよ、本研究によって活発な後期高齢者層がいかに老いを生きているかについての一端を明らかにでき、今後の超高齢社会を突き進むわが国の高齢者の生き方について示唆を得ることができたと考える。

謝辞:本調査にご協力いただきました新老人の会会員の皆様、および首都大学東京保健福祉学部 藺牟田洋美先生に深謝いたします。

引用文献

1)高齢社会白書, 2019

2)上掲書1)

3)国立社会保障・人口問題研究所, 日本の世帯数の将来推計(全国推計)2018

4)成田太一, 小林恵子, 関奈緒, 齋藤智子, 伊藤由香, 武田伸子, 保健福祉サービスを利用していない独居後期高齢者の社会的孤立の実態と孤立移行に関連する要因の検討, 新潟大学保健学雑誌, 15巻1号 67-77, 2018.

5)清田明美:独居の生活を継続している要介護後期高齢者の日常生活上の困難と対処, 老年看護学, 22巻2号 79-87, 2018.

6)杉井たつ子, 独居高齢者の健康課題とセルフケアの実態:公営住宅団地における独居高齢者の健康に対する不安と事故の体験, 東海公衆衛生雑誌4(1): 69-75, 2016.

7)澤野詩野・小谷野亘・本田亜紀子、都市の一人暮らし後期高齢者における他者との日常的交流, 老年社会科学, 34(1): 39-45, 2012.

8) 藤川君江, 田中康雄, 風間みえ,豪雪・過疎地域の一人暮らし男性後期高齢者の生活の特徴 生活を支えている心理社会的要因, 日本医療科学大学研究紀要10号: 67-77, 2018.

9)福田早也香, 山辺茜, 池田亜弓, 稲葉洋揮, 加藤希美, 平野美千代, 佐伯和子, 農村部の女性独居高齢者が住み慣れた地域で老いていくことに対する思い, 北海道公衆衛生学雑誌23(2), 160-166, 2010.

10)小窪輝吉, 岩崎房子, 田中安平, 田畑洋一, 高山忠雄, 玉木千賀子,島嶼高齢者の生きがい感に及ぼす社会関連性の影響, 社会福祉学 55(1):13-22, 2014.

11) 中川威・増井幸恵・呉田陽一・高山緑・高橋龍太郎・権藤恭之,超高齢者の語りにみる生(Life)の意味, 老年社会科学, 32(4): 422-433, 2011.

12) 安元佐織・権藤恭之・中川威・増井幸恵, 百寿者にとっての幸福感の構成要素, 老年社会科学39(3):365-373, 2017.

13)森下直貴〈老成学〉の構想 老人世代の「社会的再関与」によるコミュニティ再生への展望, 浜松医大紀要 一般教養, 30: 1-43, 2016.

14)森下直貴・中塚晶博「QOL」を哲学する―生存・生活・人生の<構造>―, 生存科学 28-2: 103-126, 2018.

15)森下直貴『「つながり合い」のシステム倫理学―デジタル時代を<生きるための方法>』(幻冬舎、2020年、3月刊行予定)

16)鶴若麻理・岡安大仁, 語り(ナラティヴ)からみる生きがいの諸相,生命倫理(日本生命倫理学会誌), 13(1): 150-157, 2003.

17)田中敏・山際勇一郎「ユーザーのための教育・心理統計と実験計画法」,教育出版、1989

18)前掲書11)

19)前掲書12)

 
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