お知らせ
©︎Y .Maezawa
今、国学の呼びかけるもの
国学とは、
『古事記』『日本書紀』『万葉集』などの日本の古典を研究することによって、
儒教や仏教渡来以前の日本人の物の見方や考え方を明らかにし、
そこに日本人の生き方を見い出そうとした学問です。
江戸時代という安定した時代を背景にし、歌学や儒学において、学問研究の自由を主張する空気や、原典にさかのぼって研究すべきだという主張が高まる中で、国学は漢学に対して興り発展していきました。
その学問は歴史・国語・文学・法制・故実など多岐にわたり、真淵を含め、契沖・荷田春満・本居宣長・平田篤胤らによって継承発展していきました。
賀茂真淵 和歌
学問の方法は、
古言(の言葉)によって古意(古の意味や心)を知り、
古意によって古道(古の道理)を明らかにしていくもの
です。
それは、現代に生きる私たちに、
もっと自分の国のことを深く知ろう、
古のことを知る中で自分をしっかり見つめよう
という自覚を促すものです。
また、そこから、
今風化しつつある日本人の心を呼び覚まし、
日本人の本性を大切にした生き方を
呼びかけるものでもあります。
賀茂真淵 「語意考」五十音表
(文: 浜松市立賀茂真淵記念館 「今、 国学の呼びかけるもの」より抜粋)
賀茂真淵が取り組んだ国学とはいかなるものであったか…を
少しずつ紐解くシリーズが
2021年4月より当研究所HP内 ”交流の広場”にて
始まります。
共に 古からのメッセージに込められた想いを
受け取ってみませんか?
* より詳細な情報をお求めの方は是非 下記 浜松市立賀茂真淵記念館アカウントにアクセスくださいませ。
浜松市立賀茂真淵記念館
URL: http://www.mabuchi-kinenkan.jp
※ 尚、当シリーズにおきましては、賀茂真淵に関連する資料/画像、及び内容解説に至るまで 浜松市立賀茂真淵記念館(一般社団法人 浜松史蹟調査顕彰会)の許可とご協力のもと、展開させていただく運びとなります。
この場をお借り致しまして その多大なるご尽力に感謝申し上げます。
(文・編集:前澤 祐貴子)