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【ご挨拶】No.26「老成、 深きまなこ」2025 02
ご挨拶 | 2025.02.05

 


ある時から

人は 

あと何回 桜を愛でれるか… 

数え始める

一年に一度 巡り来る春、

その芽吹く季節に 自身は もう一度 出会えるのか…

ふと 考える

©︎Y.Maezawa

人間 50年以上生きていると


10年…10回の花見、

その季節のスパンが 決してそう長くない時間であることを 知っている


生きている とは 死んでいない という状態の連続である

©︎Y.Maezawa

21歳の特攻隊員が 後輩兵士たちに遺した言葉が SNSで話題になっている

牛や馬は「一頭」、鳥は「一羽」、魚は「一尾」と数える。

なぜか?

それは、動物の数え方は「死んだ後に何が残るか」で決まるんだ。

では、人間はどうだ?

「一名」。

そう「名前」だ、

人間は死んでも「名前」は残るんだ。

自分の大事な大事な「名」に恥じない「生き方」ができているか?

一回きりの人生、後悔せぬよう意識すべきことは、

能力」ではなく「生き方」でな。

「知識」ではなく「行動」、

読むべきものは「空気」でも「本」でもない、

「自分の心」だ。

明日 人生が終わると思って 生きなさい。

永遠に生きる と思って学びなさい。

22歳の彼が 桜を見ることはなかった

©︎Y.Maezawa

深く 沈降

静かに 潜航しながら

広範囲を見渡し

吸収、分析、構成、構築、

潜みながら 全体を見極め 

バランスをはかり 策を投下

全てが完璧でなくとも 

痛み分け

循環することを画策

自らは 流れの一鎖であっても構わない

一人勝ちをせず

個を全の下に埋め込みきれる胆識

循環の継続 

全の連鎖を 個への固執と我欲で 止めない

そこに徹しきれる 老成 が 

大人たちに 求められている

©︎Y.Maezawa


人生100年時代への変遷

人生50年時代から 構造が様変わりする…
多岐にわたり 体制が 否応なく変わらざるを得ない

©︎Y.Maezawa

老成…

老いて成る では次元が低い

成るために老いる時代に

老成…

老生は 次に続く循環のための熟成された土壌となり

遠い夢物語でない未来に 漕ぎ出す 今を生きる若者たちを尊ぶことに

身を呈し 貢献する 獅子が如くの道でありたい

バトンタッチを見据えての還元

それが 誰もが通る 生きれなくなることの前の

老いる意味 でありたい

(記: 前澤 祐貴子)

 
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