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老成学研究所 > 時代への提言 > 柱時計・オーディオ 田中コレクション館シリーズ > 柱時計・オーディオ 田中コレクション館シリーズ ❾ 「もの が ひと に 近づく時」
柱時計・オーデオ
田中コレクション館 シリーズ
❾
もの が ひと に 近づく時
小さく 薄く 軽く
複層機能を持ち
広範囲に対応可能
反応は スピーディーで
操作は 簡単
シンプルなフォルムに
ハンサムなモダン美
現代 求められるハードの理想イメージは
こんなものかもしれない…
しかし
その あまりなクールさは
幼き者には
伝わりにくい
彼らは
未だ半分引きずっている 本能的感性、
古より受け継ぐ 空間感覚 で
生きている物を 嗅ぎ分け
瞳を向け
手を伸ばす
田中コレクション館には 真向かいの 掛川 花鳥園に遊びがてら
ご家族連れも 立ち寄ってくださる
中でも 子供は この館の空気を 瞬時に 全身で読み取るようだ
嬉々とする子
立ちすくむ子
走り回る子
目を輝かせて 時計に見入る子
異を感じ 怯える子
それぞれの感性で 反応は各人各様だが
何かを 素早く 深く 感知するところの鋭さに
大人は敵わない
時計の世界に 不思議なくらい すっと 入り込み
時計そのものとお友達になる子もいる
そんな子供の興味を感じ取り
それを育み 寄り添う ご家族の愛情に支えられ、
定期的に 館に通う子もいる
そんな一人が ハルくん だ
まだまだ 甘えた盛り…
知らない人には はにかむ
二歳の坊や
時計の前に座り込み
時計に手を伸ばし
時計を覗き込み
時計と話をする
時計の魅力に引き寄せられる
もの が 語りかける
ひとつの個性として 存在、対峙する
古時計たちと 幼き者の 環
説明のつかない力で 引き合う
もの が ひと に 近づく時
ひと は もの に 近づくのではなく
それぞれが 存在の根源の何か に
近づいているのかもしれない
少なくとも
古時計たちは 単なる もの だけではないことを
幼き者は 教えてくれる
田中コレクション館には 来訪者ノートが置いてある
at randomに訪れた方々が 短く 簡易に メッセージを一言 記す
もの に過ぎない 古時計たちが 醸す
空間漂う時の癒しに
目を 耳を 体を 心を
浸し
憩う
《連絡先》
柱時計・オーディオ
田中コレクション館
館長
田中 仁 (まさし)
〒436ー0029 静岡県 掛川市 南西郷 458ー7
たこまん掛川本館 2F *
Tel: 090ー7301ー9485
※ 直接コンタクトしてくださって結構です。(ご本人希望)
【館長メッセージ】
「思い出深いレコードがあれば 是非持ってきて
大音響で 楽しんで欲しい。」
* 和洋菓子を製造販売する 『たこまん』のご厚意によりたこまん掛川本館 2階 にOPEN
(編集: 前澤祐貴子)
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