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ご挨拶 No.2:「分」2023 02
ご挨拶 | 2023.02.27

©︎Y.Maezawa

ひとはふと考える 刻 をもつ

©︎Y.Maezawa

佇み
時と空間に 身を委ね
自らを観る…
自らの 来し方と今 を眺める

力を抜いて頭を空っぽにして
自分のなかの生き物に 向き合う

©︎Y.Maezawa

分(ぶん) という言葉がある。

ひとの 分 とはなんだろう

©︎Y.Maezawa

みずからの分

みずからへの分


そこに ふさわしさ はあるのだろうか

©︎Y.Maezawa

分 は どこか風呂敷に似ている
溢れこぼすほど 詰め込むものではない
丁寧に 端然と 包み運ぶ ところに美しさが偲ぶ

©︎Y.Maezawa

自らの分をはかりたくて

ふらりと 

ひとは 悠久の動に触れにゆく

波響に沈み 自らの 風呂敷の結び目を解く

©︎Y.Maezawa

その分…小さくとも 

全体の一部を成す

短くとも 

流れの一鎖を担う


その分…なくてはならない 繋がりのひとつ

自の分

自分

分を 確かに 丁寧に 勤めることが全に繋がる
自分は そこに いる

©︎Y.Maezawa

The wind blows
一鎖 紡がれる

(記: 前澤祐貴子)

 
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